研究者所属および氏名 |
研究テーマおよび研究概要 |
【チャレンジ部門】 福岡女子大学大学院 人間環境学研究科 公衆栄養学研究室
西島 千夏 |
幼児期に行われる食育の効果の検証―保育園・幼稚園における食育が、その後の食意識や食行動にどのような影響を与えるか― |
保育園や幼稚園における食育体験が、子どもたちの食意識や食行動にどのような影響を及ぼしているのか明らかにする。小学生が体験した食育関連情報を収集し、子どもたちや保護者の食意識や食行動との関わりを分析することで、幼児期における食育の必要性を明らかにすることが期待できる。
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【チャレンジ部門】 早稲田大学大学院 人間科学研究科
代表者:長野 恭子(松本拡、美根早由里) |
子どもの肥満に対する介入における行動科学的指標に関する検討 |
子どもの肥満に対する介入のアウトカム変数の改善を予測しうるプロセス変数について、行動科学的指標(顕在的指標および潜在的指標)から検討し、従来よりも介入効果を精緻に評価できる方法を提案する。
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【チャレンジ部門】 東海大学医学部付属病院 外科学系口腔外科
青山 謙一 |
味覚閾値の解析による食生活のスクリーニング法の開発 |
食生活を簡便に客観的評価するシステムの開発を目指す。近年、メタボリックシンドロームが謳われ、食生活に対する注目が集まっている。しかし、客観的な食生活の評価は非常に困難である。そこで、唾液と味覚閾値を解析し、食生活の質を予測するシステムを構築することを目標とする。
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【チャレンジ部門】 神奈川県立保健福祉大学 保健福祉学部 栄養学科
飯田 綾香 |
NASHモデルマウスの肝障害進行に及ぼす分岐鎖アミノ酸投与の効果 |
非アルコール性脂肪肝の患者数は1000万人にも達し、一部は肝炎(NASH)から肝硬変等へとより重症化することが知られている。しかし、NASHの発症抑制や進展抑制等は十分研究されていない。本研究では肝疾患に有効な分岐鎖アミノ酸をNASH病態モデルに投与し、NASHの発症抑制や進展抑制を検証する。
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【一般部門】 東京工業大学社会理工学研究科 人間行動システム専攻
林 直亨 |
早食いが体型に与える影響―食べる早さの改善は肥満予防につながるのだろうか?― |
ゆっくりとよく噛んで食べることは肥満防止にも健康のために良いといわれる。しかし、この言説を支持する論拠は,被験者自身が食事を早いと思うか遅いと思うかという主観的な数値を用いたいくつかの調査しかなく、早食いが体型に及ぼす影響については客観的で信頼のできる横断的研究は今までにない。本研究では、モノを食べるのに要する時間および咀嚼回数とBMI・体脂肪率および体重との関係の有無を客観的に明らかにし,早食いが体型に影響するのか否かについて検討することを目的とする。
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【一般部門】 医療法人 慈泉会 ひもろぎ心のクリニック
野口 律奈 |
うつ病休職者の社会復帰プログラムとして調理実習は有用か?-調理実習プログラムによる「業務遂行能力」の変化の評価に関する研究 |
うつ病休職者が、社会復帰プログラムの一環として受講する「調理実習」により、社会復帰に必要な「業務遂行能力」がどのように変化するかを検討する。変化を把握するための「業務遂行能力」質問紙を開発し、「調理実習」を受講しない群との比較、及びH-SDS、H-SAS、SASSなど既に妥当性が確認されているうつ病症状等の指標との関連を検討する。
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【一般部門】 鈴鹿医療科学大学 保健衛生学部 医療栄養学科
大槻 誠 |
若年者の野菜・果物摂取量向上を目指したランダム化比較試験―知識と興味の獲得によって野菜・果物摂取量は増加するのか- |
我が国における20~30歳台の若年者の野菜ならびに果物摂取量は「健康日本21」の目標量を大きく下回っており、適切な指導による行動変容が求められている。本実験では、野菜・果物摂取の必要性や実践的な知識を与える4つの企画で介入を実施し、摂取量が増加するかをDHQL(自記式食事歴法質問票)並びに尿中ビタミン量を利用し、層別ランダム化比較試験(RCT)により検証する。なかでも、料理教室や農業体験を通じた実体験が、食生活にどのような影響を及ぼすかを調査し、若年者に対して実践的な施策を行う。
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【一般部門】 大阪大学大学院歯学研究科 口腔外科学第一教室
辻 忠孝 |
「食のおいしさが糖負荷後の血中糖動態・ストレスへ及ぼす影響」 |
食のおいしさを形成する味覚情報と嗅覚情報の有無がヒトの食後の糖動態に如何なる影響を及ぼすのか、さらにストレスとどのように相関するのか検討する。
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