2018年度助成研究SUBSIDY WORK

(50音順・敬称略)

研究者所属および氏名 研究テーマおよび研究概要
【キャリアアップ部門】
東京医科歯科大学
周産・女性診療科

廣瀬 明日香
閉経前女性におけるビタミンE摂取と骨代謝・酸化ストレスに関する研究
ビタミンEが骨代謝マーカーや酸化ストレスマーカーに与える影響を調査し、
ビタミンEの摂取が骨粗鬆症の予防方法として栄養学的な新しいアプローチとなるか検討する。

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【キャリアアップ部門】
東京大学大学院
医学系研究科

疋田 直子
モンゴル国ダルハンオール県における公立医療機関に勤務する医療者の一日の食塩摂取量調査 -24時間蓄尿法を用いて-
モンゴル国民に減塩指導をする立場にある医療者の1日食塩摂取量を明らかにすることで、
指導者の減塩意識向上と、保健政策担当者がより具体的な減塩政策を考えるための貴重なデータを構築することを目的とする。

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【チャレンジ部門】
東京工業大学
環境・社会理工学院 林研究室

陳 結希
飲酒時の配膳形式の違いは過食を引き起こすのか
アルコール摂取時に食欲が増すという感覚はあるが、
アルコール以外にも食事の配膳タイミングの違いも過食の要因になっている可能性がある。
自分の食事摂取量を認識できるか否かで最終的なエネルギー摂取量が大きく異なることから、
アルコール摂取時の配膳形式を変えて過食を引き起こすかを検証する。

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【チャレンジ部門】
帝京大学
医学部附属溝口病院

中村 美佳子
ミキサー食への食形態変更が嚥下障害者の口腔機能に及ぼす影響
入院中の嚥下困難者は安易に固形食からペースト食に形態を変化させられるが、
心身機能や身体機能に与える影響は十分に検討されていない。
この影響を評価することで短絡的にペースト食へ食形態を変更することの有害性を明らかにし、
食形態の選択の補助となるようにする。
【チャレンジ部門】
北海道大学大学院
経済学研究院

岡野 泰樹
職業会計士による監査モデルを援用した食品表示マークの批判的分析
食の安全に対する消費者の信頼性を保証する目的でさまざまなマークが食品に表示されているが、
実際に実効的な保証を提供出来ているのか現状を検証した例は少ない。
本研究では、職業会計士の監査モデルを使用して食品表示マークを分析して特徴と課題を明確にし、消費者の理解を明らかにする。

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【チャレンジ部門】
東京女子医科大学
糖尿病センター

廣田 尚紀
2型糖尿病患者における簡易型自記式食事歴法質問票を用いた減塩指導の検討
2型糖尿病患者の細小血管合併症の発症には血圧が影響するが、
糖尿病患者においては食塩摂取量を数値化した食事指導を行っていない。
数値を用いた2型糖尿病患者への減塩指導で、食塩摂取量の変化量や減塩の程度に関する因子を検討する。
さらに、BDHQと食塩摂取量に基づいた栄養指導を行うことにより、従来の栄養指導の標準化と指導時間の短縮の検討、およびそれによる効果の違いを検討する。
【チャレンジ部門】
東京大学大学院
総合文化研究科
身体運動科学研究室

中島 みづき
肥満者における食習慣と運動習慣の関係
肥満は国際的に問題視されており予防・改善が必要だが、相撲競技者は体重を増やす一方で生化学検査では一般大学生と優位な差はない。
運動習慣のある肥満患者として相撲選手を対象にし、肥満患者の体組成を栄養と運動の両面から評価して新たな健康指標を提示する。

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【チャレンジ部門】
大妻女子大学大学院
人間文化研究科

萩原 千晴
若年女性におけるオーラルフレイルに関する検討
20代女性の25%がサルコペニアレベルの筋肉量であることが明らかになり、
その原因として咀嚼機能の低下が考えられる。だが口腔機能と体組成の関連についての若年者研究はないため、
関連を見出すことで若年者への口腔ケアの重要性を喚起することができる。

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【チャレンジ部門】
九州大学病院
医学研究院神経内科学

迫田 礼子
米食を中心とした食生活による多発性硬化症発症抑制機序の解明
多発性硬化症(MS)は原因不明の難治性疾患であるが、日本でも患者数が急増しており食事を含めたライフスタイルの変化がその原因であると考えられている。
だが、食生活の変化が免疫機能に及ぼす影響は判明していない。
MS患者では米の摂取量が低下しているという過去の調査から、免疫細胞を解析しながら米の摂取量を調査することにより米の摂取と免疫機能の関連を明らかにし、食生活の指導を介したMS発症抑制の可能性を探る。
【キャリアアップ部門】
広島大学大学院
総合科学研究科

緒形 ひとみ
朝食が健常者の生理学的指標に及ぼす影響 ―1日3食摂取者および2食摂取者を対象に―
時間栄養学的な視点から、朝食が体や心理面に及ぼす影響について明らかにする。
食事のタイミングに着目することで、日常生活の中で誰もが簡単に取り組むことが可能な情報を提供する。

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