◇助成研究評議委員

家庭での自己血圧測定器を用いての成績をいかに正確に測定し、これを記録していくことについて考察ですが、そのことの重要性、効果を測定者自身が理解出来る様な考え方を示してあげることが、大切なように思えます。

◇助成研究評議委員

限定的ではあるがきわめて具体的な研究テーマ設計が若々しい。大人数を対象とした長期間の記録であるため、結果に様々なバイアスがかかることが予想されるが、その点をきちんと把握して地道にデータを集積し、丁寧な報告がしてあることを評価したい。今回の研究では、対象者が｢協力的である人たち｣に限られたので、｢一般の人たち｣を対象とした研究結果も知りたいところだ。

◇助成研究評議委員

今回提出された論文は、決して十分な内容とはいえないが、その努力は評価に値する。
本件のように、既存のデータを利用し、新しい観点からデータを分析し研究を行うには、多大な時間が必要だが、丁寧に実施している。
また、本研究の中で可能だったことと不可能だったこと（限界）が明示されていたことも好評価であった。