東京大学大学院 医学系研究科
健康科学・看護学専攻
母性看護学・助産学

春名 めぐみ
「「妊娠中の栄養摂取量の自己申告値に与える影響要因に関する研究」」

◇助成研究評議委員

人間栄養学の領域と看護学・助産学の領域をうまくつないだ研究であると高く評価します。妊婦さんの食事指導に役立つような「具体的結果」を期待したいと思います。

◇助成研究評議委員

本研究には、妊婦の的確な栄養アセスメントが必要であるという、助産婦としての経験や視点に基づく使命感や姿勢が感じられる。妊婦に大きな負担をかけずに、それができないか、標準化した方法で、客観的に評価できる調査方法の開発は、妊婦の適切な栄養管理にとって、非常に有益なものと考える。研究計画も具体的できちんと書かれており、その成果に期待している。

◇助成研究評議委員

ある時期「妊婦の肥満」が問題となっていたが、昨今では「妊婦のやせ」が心配されており、今日的研究といえよう。栄養摂取状態の「過大評価・過小評価」という視点も面白い。妊婦対象の研究は、胎児への影響等が重大なので、慎重な研究を望む。