◇助成研究評議委員

口呼吸の様式（客観的に測定）と食習慣の関連とを検討するユニークな研究である。
アレルギーなどによる鼻疾患の増加に伴う口呼吸の問題に焦点を当てた点が評価できる。
この種の研究の社会的重要性を重視し、本研究助成にとって有意義な研究であると判断した。

◇助成研究評議委員

この研究計画にみられる咬合の状態と、口呼吸との関係についての問題にはまったく知識がないが、興味深い視点からの研究分野であることは理解出来る。
過去の研究費受領の記録をみると、この分野においては、充分評価を受けている研究と思われる。助成に異論はない。

◇助成研究評議委員

生活習慣病予防対策として、現時点では「何を食べるか」あるいは「何を食べないか」が、もっとも大きな問題として取り上げられているが、これからは「どう食べるか」も大きなテーマとして取り上げられるであろう。
正しい咀嚼機能を実行できないことが、口呼吸に起因するのではないかというこの研究は、ユニークで新しく、当研究所の助成対象としてふさわしいと思う。