2016年度助成研究SUBSIDY WORK

(50音順・敬称略)

研究者所属および氏名 研究テーマおよび研究概要
【一般部門】
静岡県立大学食品栄養科学部
公衆栄養学研究室

円谷 由子
慢性腎臓病(CKD)重症化に酸性の食事が与える影響の解明
腎機能の悪化を示す推算糸球体濾過量(eGFR)低値者およびeGFR低下速度が速い者を対象に、24時間蓄尿検査及び食事調査を実施し、食塩、カリウム、たんぱく質、酸負荷量(PRAL)、推算酸生産物(NEAP)等を調べ、酸性の食事が慢性腎臓病(CKD)重症化に影響を与えるかを明らかにし、CKD重症化抑制に寄与することを目指す。
【一般部門】
龍谷大学 農学部
食品栄養学科

谷口 祐一
体タンパク質代謝解析による大学生アスリートへの栄養指導効果の検証
適切なタンパク質摂取が筋力の維持・向上に必要である一方で、過剰なタンパク質摂取は疾病発症リスクにつながる。
本研究は過剰なタンパク質摂取習慣を持つ大学生アスリートを対象に体タンパク質代謝解析を実施し、その解析根拠に基づいた栄養指導によって競技パフォーマンスの向上と、将来的な疾病リスクの低下を目指す。
【一般部門】
東洋大学 食環境科学部

吉崎 貴大
社会的ジェットラグと抑うつ傾向および肥満との関連に及ぼす食生活状況の影響
社会的な生活時間と概日時計の位相の不一致は社会的ジェットラグと呼ばれ、その不一致の程度が抑うつ傾向や生活習慣病とも関連することが明らかにされている。一方、概日時計の相違(e.g. 朝方夜型指向性)は食生活状況に影響することから、本研究では食生活状況が社会的ジェットラグの媒介要因になり得るか否かを検討する。
【チャレンジ部門】
東京大学大学院 医学系研究科
社会予防疫学分野

篠崎 奈々
日韓台中における公衆栄養学教育の位置づけと歴史的変遷に関する調査研究
日本における公衆栄養学教育の位置付けとその歴史的変遷を韓国、台湾、中国と比較することによって明らかにする。これにより、日本における公衆栄養学の教育と研究が十分に発展していない理由を明らかにする。また、今後日本の公衆栄養学の教育と研究を発展させていくべき方向性を示す。
【チャレンジ部門】
独立行政法人国立病院機構
京都医療センター臨床研究センター内
分泌代謝高血圧研究部

北野 隆司
心血管病予防の為の新規栄養指導プログラムの開発 -時間栄養学に基づく効果的な魚類摂取法の検討-
肥満において、簡易型自記式食事歴法質問票により魚食関連摂取状況[摂取量(率)・時刻等]を調査し、概日リズムマーカー及び心血管病リスク因子との関連解析により心血管病リスク軽減の最大関連因子を同定する。さらに心血管病予防に効果的な魚食パターンを構築し、心血管病予防の為の栄養指導プログラムの開発を目指す。 
【チャレンジ部門】
聖隷クリストファー大学大学院
リハビリテーション科学研究科

佐藤 豊展
食物物性の違いによる舌骨上筋群の筋活動パタンの検討
本研究では,食物物性を変化させた際の舌骨上筋群の筋活動パタンを明らかにする。食物粘性の違いにより舌骨上筋群の筋活動が異なる場合、舌骨上筋群の筋活動を高める嚥下手技を用いることで、嚥下障害者の摂取可能なレパートリーを増やすことができる。
【チャレンジ部門】
愛知淑徳大学

小久保 友貴
大学女子陸上長距離選手における食事摂取状況と貧血指標との関わりを探る
貧血リスクの高く、鉄の摂取量が少ない新体操選手を対象として、貧血指標にはたんぱく質摂取量の多寡が関わる可能性を明らかにしてきた。本研究は、新体操選手と同様に、貧血リスクの高い陸上長距離選手を対象に、貧血指標と食事摂取状況との関わりを検討し、貧血予防のための新たな食事法の提示を目指す。
【チャレンジ部門】
日本体育大学大学院 体育科学研究科
体育科学専攻 博士後期課程 

小林 亮太
食事前後に行う温浴が食後の動脈スティフネスに与える急性効果の検討
食事前後に温浴(40℃、15分間)を行い、心血管疾患の危険因子である食後の動脈スティフネス(動脈硬化度)の増大を抑制できるか明らかにする。本研究は、国民に対して日常生活に欠かせない食事と入浴のタイミングを動脈硬化症の予防に焦点を当てて伝えることで生涯にわたる動脈硬化症の予防に貢献することを目指す。