【一般部門】
鈴鹿医療科学大学
保健衛生学部
医療栄養学科
大槻 誠
「若年者の野菜・果物摂取量向上を目指したランダム化比較試験―知識と興味の獲得によって野菜・果物摂取量は増加するのか-」

◇助成研究評議委員

現在の若年者の野菜、果物の摂取量が大きく下回っていることを危惧しての研究計画である。 野菜・果物に対する知識と興味の実態を把握して、その摂取量を比較的短期間に増やせないかというものである。 100名程度の大学生を対象としている。 この研究計画では、講義、料理教室、農業体験、学生食堂との連携との四つのステップを踏んで行おうという点が目新しい。

◇助成研究評議委員

野菜・果物の摂取量が少ないといわれる若年者に対して、「栄養の講義」「料理教室」「農業体験」「食堂改善」という異なる4パターンの環境を与え、野菜・果物摂取量がどう変化するかをみる。効果がありそうでもあり・なさそうでもある“微妙な実験”に、科学的にアプローチするユニークさを見届けたい。

◇助成研究評議委員

若者の野菜・果物摂取量向上のための教育介入効果を調べようという、栄養教育を担う教員ならではの研究である。事前調査に基づき、また教育職という条件下で、50名の学生を講義・料理教室・農業体験・学生食堂で教育、その前後に対照群50名も含めて食事調査、またその間に6回の採尿・検査を行い、その効果を検証しようという計画。ただ、採尿をどのような形(24時間尿か何時の随時尿)で実施するのか、食事調査結果の分析を含めて、的確な評価のための指標の検討等、緻密な実験計画をお願いしたい。