近畿大学 郡 俊之
「親の手作り弁当を介した小学生に対する食育の効果」 ◇助成研究評議委員 現在、国をあげて取り組んでいる『食育』の効果の検証を目的とした研究である。この研究に類する研究の応募は他にもあったが、他の応募に比べて、研究計画が明確・明瞭であり、実行可能性が高いと判断された点、効果指標に客観的な指標(生体指標)も取り入れている点、ある程度の論文発表の経験をもっている点を評価し、本研究助成にとって有意義な研究であると判断した。 ◇助成研究評議委員 小学生を対象とした食事調査研究は、学校給食中心にならざるをえない。この研究は、給食を実施していない大学附属小学校において、手作り弁当による食育効果を調査するもので、他に例を見ない。 研究課題名は、一見、安易そのものに見えるが、研究計画は緻密であり、科学的な成果が期待できる。 |