食べることは、生きること やずや 食と健康研究所

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メタボリックシンドロームと栄養知識・リテラシーについて 健康行動に関する調査

結果から

平成18年国民健康栄養調査によると、女性50代以上の四人に一人、男性30代‐60代の三人に一人が肥満に分類されています。また40〜74歳でみると、男性の2人に1人、女性の5人に1人が、メタボリックシンドロームが強く疑われる者又は予備群と考えられるようです。メタボの大きな原因のひとつ、カロリーの過剰摂取の抑制は社会的な課題であるといえます。

多くの人は家計においては、ことさらに家計簿・記録をとらなかったとしても、収入以上に過剰に消費することなく、ひごろ堅実な生活を送っています。自分のサイフの多寡を把握しており、その範囲で”値ごろ”のある商品をえらんで買い物をして赤字にならない暮らしをしています。おなじように日ごろの食事においても、自分の適正な摂取量の認識、食品・メニューごとのカロリー量の見当がつくスキルなどを身につけることは、カロリーの過剰摂取を避けるための大きな武器となるのではないでしょうか。

今回の調査では、メタボリックシンドロームという言葉の認知は高く、関心の高まりがうかがえます。「メタボ」が話題になり、毎日の食事・栄養が注目されるのは、行政とともに企業・市民団体など民間も役割を担う社会的な健康づくり-ヘルスプロモーションを進めていく上で好機でもあります。 いっぽうで、それを予防するためのカロリー関連の基本的な知識・スキルが定着していない様子が分かりました。食生活習慣のなかで摂取カロリーのコントロールのリテラシーについてはまだ開発の余地が大きいものと考えます。

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