【チャレンジ部門】
福岡女子大学大学院
人間環境学研究科
公衆栄養学研究室
西島 千夏
「幼児期に行われる食育の効果の検証―保育園・幼稚園における食育が、その後の食意識や食行動にどのような影響を与えるか―」

◇助成研究評議委員

小学校の生徒とその保護者を対象に、就学前の食育関連の調査を求めているとうであるが、保育園・幼稚園、家庭での食行動なのか、どこに主体性をおいているものとして調査をするのかが明確でない。 どこを中心として考えているのかを聞きたい。調査の上で、どのような調査計画なのかを具体的に示すべきと考える。 アンケートの項目を具体的に示すべきである。

◇助成研究評議委員

食育基本法が制定されてからすでに7年が経過し、そろそろその「具体的効果」が問われ始めている。とりわけ「幼児期の食育」にどの程度の効果があるのかは、きわめて興味深い。

◇助成研究評議委員

小学校児童の食意識や食行動が、就学前の食体験の影響を受けていることを確かめるために、小学校PTAと連携して、児童が通園していた保育園や幼稚園の園長と食育担当者を対象にインタビュー調査を実施して、食育関連情報を収集する研究計画である。具体的にどのような形でインタビュー調査を行い、客観的データとしてまとめるのか課題も多いが、大学院において、このようなフィールドワークを計画して実施し、情報を収集・整理し、成果報告を行うことにより、今後の研究や実践活動の糧になればと願っている。